You know how we get down.

 


SuperMを観に1人でLAに行ってきました。

 

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ここに至るまでをひとまずちょっと遡らせてほしいのですが、私がkpopと邂逅したのは2019年、つまりたった1年前のことです。

他ジャンルで知り合ったお友達にkpopの扉を開いてもらい、はてさてkpopにはどんなグループがあり、どんな楽曲がリリースされ、どんなパフォーマンスがされているのか何一つ知識がない状態から学習していくべく、ひとまず色んなグループの曲を聴いてみようとApple Musicをザッピングしていた4月ごろに出会ったのがnct2018の「empathy」でした。

 

INTRO: Neo Got My Back

INTRO: Neo Got My Back

  • provided courtesy of iTunes

 

intro:Neo Got My Backから既に明らかに様子のおかしいサウンド、私の中のアイドルのイメージからかけ離れた重低音やソリッドな電子音、多彩かつ多層なボーカルに小気味よく楔を打ちリズムを可視化するラップ、展開されていく楽曲構成の洗練された意外性。

「なんだこれは」と耳から得る情報だけでも自分がとんでもない世界を開こうとしてる予感はしていたものの、nct自体のデビュー曲がnct uの「The 7th Sense」だったと知った時には「こいつぁ本格的にヤバいコンテンツだぞ」と確信しました。

 


NCT U 엔시티 유 '일곱 번째 감각 (The 7th Sense)' MV

 

7感がデビュー曲てそんなことある?アイドルがデビューからいきなりこんな「ついてこれる奴だけついて来い!!」なことある??マリア・カデンツァヴナ・イヴさん(シンフォギア)か??!おもしろすぎるやろ……とすっかりnct適合者になってしまい、楽曲からMVを観ていくにあたりそのサウンドだけではない「映像作品としてのnctの世界」の凄まじさをも目の当たりにすることとなったのでした。

 


NCT U 엔시티 유 'BOSS' MV

 


NCT U 엔시티 유 'Baby Don't Stop' MV

 

時が止まったようにがらんと冷えた空気を孕む、無機質でありながら巨大な生命体のような不気味さを湛えたブルータリズム建築と、完璧に美しく妥協なくしなやかにその技術とヴィジュアルを仕上げ切ったアイドルたちの、痺れるほど一切の媚びの無い完結した世界。

この他者の意思の介入を許さない、計算され綿密に創り込まれた上で閉じられた「極致」の作品世界に私の中のアイドルの固定観念などいとも軽やかに打ち砕かれ、なんなんだkpop、なんなんだSMエンタ、なんなんだnct!!とめでたく市民への第一歩を踏み出したのでした。

 

それから程なくしてnct派生ユニットとして威神Vの存在を知り、Lovelyのダンス映像でテンさんを見つけてしまい現在の愉快で楽しい威神Vオタクライフに繋がるわけですが(Lovelyは全人類観てください)


[Rainbow V] TEN X WINWIN Choreography : lovely (Billie Eilish, Khalid) (ring and portrait remix)

 

ここまでの時系列上おわかりいただけるように私は2018年の彼らを知り得ません。

TLでみなさんが伝説的に語られるnct2018活動、調べれば調べるほど溢れ出る18人の美しく絢爛な映像たち、その映像を観ることは私にとってはさながら映画の中の豪奢な舞踏会のワンシーンを眺めるが如く、現実にはもう二度と起こり得ないものという認識のもとその素晴らしさに嘆息するばかりでした。

 

18年活動を経て2019年に新たに中華圏グループとしてデビューした威神Vはまず中国でのプロモーションに軸を置く必要がありましたし、全員が中国籍及び中国系のメンバーであっても韓国の事務所所属である彼らの活動には中韓関係がダイレクトに影響するため、限韓令の厳しかった当時は威神メンバーが再び韓国のnctメンバーと共演や活動をすることは恐らく難しいだろうと、簡単に覆すことのできない政治的な理由があることをわかっていたのでそれに対して特に何かを思うことはなかったのです。

 


なかったのです。

 


が……………

 

 

 

棚から牡丹餅、瓢箪から駒、藪からSuperM

 

 

はい。SuperMの始動そのものも大変センセーショナルなニュースでしたね。それぞれのグループのファンダム内でも様々な反応があったかと思いますが、私の胸中はまずは「そんなんできるんですか?!?!」でした。それまで周知の事実とはいえ威神がSM所属であることすらやんわりと隠されていたほどなのに(SMTも当然の如く不参加でしたし)いきなりルーカスとテンさんのお2人がばばんと、それもFrom WayVとしてSM縦割り班グループに参加できるという意味での衝撃。

そこから堰を切ったように威神の活動にもそれまで考えられなかった大きな変化が起き、憶測で書くべきではないですが限韓令に何かしらの変化があったことは想像に難くないと言えるかと思います。

そういったオフィシャルな面以外にも実に様々な波紋を呼んだこのプロジェクトですが、私はただのいち消費者なので自由にそれらを取捨選択できる立場である上で興行や作品としてのSuperMというプロジェクトにすごくワクワクしていたし、これだけのメンバーを揃えて楽しくないものが出来上がってくるわけがないと思っていましたが実際想像を超えるものを観せてくれているSuperMを心底楽しんでいます。

基本的に私は推しであるテンさんの仕事を絶大に信頼しているので、テンさんが全力で取り組んでいらっしゃる仕事に対してもこちらが言えることは何も無いですし。私たちはただ選択するのみですからね。


そんなこんなで9月から怒涛のティーザー公開、SuperMのアートワークの中のテンさんの雲中白鶴の美しさ、これまでを積み重ねてできた階段から一足飛びに次のステージに到達してしまったようなマークのSuper Carティーザーなどに毎晩ぐらんぐらんに打ちのめされ、kpop初心者すぎるがゆえ寡聞にてまだよく存じ上げていなかった先輩方のパフォーマンスのその魅力と凄まじさを知り、気がつけば2月のLAでのコンサートのチケットを取っていました。

 


SuperM Behind : TEN|Album Photoshoot

 

その時点ではもちろんコンサート内容は明かされておらず、ただただこのスーパーチームたるメンバーのパフォーマンスをアメリカで観てみたい一心でしたがここではまだ勢いでチケットを買ったものの半分ぐらいは「でも実際行けなくても仕方ないかな、1人だしな~…もう少し日が迫ったら具体的に考えよう」と航空券をチェックしつつ呑気に構えていたのですが、ツアー前半開始の11月、Twitterから聞こえてきた

 


「テンさんがソロでDream  in a Dream とNew Heroes、テテンでBaby Don't Stopをやった」

 


他にも各メンバーソロがありマクヨンルーカスは新曲との情報。

 

 

Hey Siri 今すぐJALを開いて。

 

 

ちょうどその時温泉地へ旅行に行ってたのでよく覚えているのですが山奥でご近所迷惑にならないのを良いことにリアルにうおおと叫んでました。

過去に戻る技術が開発されない限り私にはもう一生その日は来ないと思っていたものがある日突然舞い降りてきてしまったら。

二度と叶わない幻よりも今掴める夢を追わせていただきます。

 


ということで行ってきましたLA。(やっと本題だよ)

 

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なんといっても会場The Forumまでの道のりが調べれば調べるほど心配で、それを呟いていたところお声をかけてくださった方々に助けていただきながらの旅となったので1人旅とはいえ大変心強く、LAX脱出ミッションをクリアしてしまえばあとはとても気楽に過ごしておりました。英語も全然できないんですけど。そんなんでよく1人でフラッとアメリカまで推しを観に行ったなぁと後になって思いますが、1人行動に慣れきってるので行き先がいつもの東京からLAに変わったぐらいの感覚だったし、1人でアメリカに行く不安よりも、この公演を見逃してしまう恐怖のほうが大きかった。


そして私がForumに行きたかったのは日程的にベストだったのがもちろん一番の理由ですが、このイケてる外観の会場でSuperMを観たかったから。

 

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JoppingのMVでブチ上がってしまった理由のひとつにこのルーカスのお顔がドーン!なコロッセオ風スタジアムでのシーンがあるんですけど、それに近い景色を絶対に観たかった。

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セキュリティを抜けて建物内に入るとMVほどの規模とはいかなくてもそれに近い景色が広がっていて、それだけでもうここまで来てよかった!と思える会場でした。

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私の席の近くはSuperMファンのティーンの娘さんとそのご家族で、アメリカでのコンサートの風景のお話を聞いてはいたけど本当に家族連れでコンサートにいらっしゃるんだな~と、とても微笑ましかった。何が微笑ましいって、娘さんがSuperMにキャーー!!!って熱狂してらっしゃる様子をお父さんがすっっっごく嬉しそうに見てるの。たぶんお父さんはSuperMにそんなに興味ないんだけど、SuperMを観て喜ぶ娘さんを見て本当に幸せそうで、好きなものを全力で好きと言えてそれを肯定してあげられるご家族の姿に勝手にじーんとしてしまいました。

 

本編開始前に音響チェックなのかJoppingが途中まで流れたり2Fastが流れたりしつつ、いよいよ開始直前のJoppingタイム(本人たちまだ出てきてません)の様子はこちら


あ~~海外コンだ~~~~!!!!

 


と実感できたこの大合唱と歓声。

SuperMだけじゃないそれぞれのグループの色とりどりのペンライト、思い思いに音楽を楽しむ人たちだらけの底抜けに楽しい空間。

Joppingタイムでの盛り上がりそのままにVCRが始まり本編開始、迫り上がってくる7人の「仕上がってる人たち」特有の佇まいが一気に会場を掴むイントロからのI can't stand the rain.

今回のツアーのこの時のテンさんのお衣装がとても好きジャケットなので凝視してた。

引きで観ていてもテンさんは静止のポジションが特に美しい。動きの延長線上でスッと止まってるように見えるのに完璧に計算された姿勢で止まるのはつまりそこまでの動線を逆算してるはず。そして動作の最後の処理が常にきれいで次の動きに行くその瞬間まで前の振りを疎かににしないところもやっぱり大好きで、それを実現してる可動域の広さも改めて視認できてやはり生は良い。

どこのグループでもそうだけど推しを凝視したいし全体も観たいしあっちも凄いしこっちも凄い!が怒涛の勢いで途切れることなく畳み掛けてくるので初めてのSuperM、目が足りないとかいうレベルじゃなく情報処理能力が足りない。


その後テミンさんから始まるソロパフォーマンスはそれぞれの能力や魅力を最大限かつ圧倒的に世界に知らしめる、何よりのイントロダクションだった。

JoppingEPだけでは曲が少ないからソロをやらせてる、と批判的に書かれたコメントを見かけたりもしましたが、まぁそれも大いにあるでしょうがそれだけじゃなく、このソロがSuperMそのもののバックグラウンドを観せる場なのだと思う。

それぞれのメンバーがどんな音楽の世界を持ち、どれだけの能力を磨いてきて、どれだけの経験を積んできたのか。それには所属グループの歴史が当たり前に硬く結びついているし、それぞれの物語をわざわざ語らずとも私たちは目で耳でそれを体感する。言葉での説明よりも現場のパフォーマンスに含まれた情報量のほうが圧倒的に多いことを知っているこのチームが観客を信頼してくれている。

SuperMに物語が無いと否定されるならばそれはそれぞれが培ってきたこれまでの歴史をも否定することに繋がるのですが、と言いたくなるほどに(そもそも作品外に物語性の必要とは、という話をまた長々としてしまいそうになるのを堪えながら)何も心配しなくても、彼らはその掌から何ひとつ零すことなくそこに立っていましたよとご報告差し上げたい。

 
Super Car後のMCを途中で抜け、真っ白の装束に身を包んだテンさんの佇まいは驚くほどに静かで、髪の先までコントロールできるんじゃないかというほどに身体も音もその場の空気をも「わかってる」人だった。どの動きがどんな風に作用して空気を震わせるのか、どこでどう表情を変え視線をどこに持っていけばどんな効果が起こるのかまで、テンさんは知っている。

知っているからこそあのエモーショナルなパフォーマンスができる。当たり前だけど、あれはただただ感情だけで出来るものでは決してないです。

私は自分の経験則から「情感を込めたところで表面に見えるものが変わらなければそれは何も込められていないのと同じであり、感情を表現するためにこそ技術が必要」だということを演奏や身体芸術に対して考えているのですが、テンさんはまさにその技術が芸術たりえるものでありまた芸術のために技術があることを体現してる人だと2曲のソロを観て改めて勝手に確信し、テンさんの仕事に対して更なる信頼を厚くしたのでした。

夢中夢とNew Heroesはテンさんだけのための曲で、その世界を構成する何もかもを知っているその人であるテンさんがこの2曲を改めて2020年にここまで昇華させて世界に披露する場の一端をこの目に映すことができて幸せだったし、その上で更なる新たなネクストステージに立つテンさんのソロをいつか観たいと、ファンというものは大変に強欲な上に言うのはタダなので希望として記しておきます。

 
テンさんの世界にまだ脳が痺れている中、会場の空気を全く読まない最高の陽気VCRと共に我らがルーカス・ウォンのご登場だったのも天才だった。テンさんとルーカス、このテイストの全く違うパフォーマー2人が実は同じグループのメンバーだという面白さをここで提示してくるだなんて。これこそがまさに威神の魅力でしょ、というメッセージを勝手に受信しました。ドラマチックでクールで愉快でシリアスで陽気、あらゆる面を内包したグループであり、どの面にフォーカスを当てて引き出してもぴったりとはまるものを見せられる幅の広さとポテンシャルの高さを持つグループ。間違いなく、それが威神Vですね。テンさんとルーカスのこの違いも、これこそが威神の持つ幅の広さなのだとものすごく腑に落ちました。

いつも思うけどルーカスの声はとても良いですね。深い森の乾いた木のように、少しざらついた音が心地よく耳に響くのを存分に楽しめる点に置いてもBass go boomの功績は計り知れないし、ファンカムで観るよりもずっとステージングも凝っていて愉快VCRに気を取られてる場合じゃ全然なかった。私の席の周りはルーカス人気が凄かったので歓喜のOMGがたくさん飛んでました。

これもまた「ルーカス」がどういう人なのかがよくわかるパフォーマンスだったと思う。楽しくて華やかで、一生懸命で暖かい。そんな曲。

 


そしてBaby Don't Stop

テヨンさんソロのGTAでの凝縮されたイ・テヨンワールドはやっぱり不思議でかっこよくて面白くて、テンさんは静かに熱くて流麗で、18年の頃からそれぞれに経験を積んで変化してきてらっしゃるであろうこの2人のプロフェッショナルが織り成す今のBDSの世界は一体どんなものでしょうと思っていましたが、やっぱり猫ちゃんズでしたね。

ただ18年の時の映像はMV含め、毛並みを完璧に美しく整えられた猫ちゃんが大理石の上で戯れてるような印象でしたが、それよりももっと自由で飄々と色んな遊び場を知ってるようなラフさが良かった。

SuperM版のBDSが好きなのはバックダンサーさんなしで完全に2人がフィールドを遊び回れるところ。ダンサーさん込みの群舞ほどキッチリ揃える必要が無いので同じ振りを踊っていても必ず違ったニュアンスがそのまま残されていて、その違いこそが何より楽しくて心地よくて安心する。

私がこのお2人のケミストリーがすごく好きなのは「全く違うのに、ごく自然に同じ作品世界に共存している」から。それぞれに全く違う個性を持っていて、お互いその違いに干渉し合わないのに、そんな2人だけであの独特の作品世界を創り上げている。それも、2人居るんならちょっと遊ぼうかっていうぐらい自然に。

あとSuperMのヒョン達の中でテンさんが一番気易いヒョンがテヨンさんだと思うんですけど、それがお顔に出てるのが本当にかわいい。SuperMだと先輩方への尊敬からか威神比で猫被りがち(失礼)なテンさんがすごくリラックスしてテヨンさんと楽しそうに踊ってるのが観てるこっちも楽しくてひたすらハッピー。

スクリーンに大きく映される「Stop Baby Don't Stop!」の演出もサイコーでしたね。Baby Don't Stop!と叫ぶためにLAまで行ったと言っても過言ではないので本懐を遂げました。

 


SuperMで一等好きな曲2Fastはやはりマークのダンススタイルにぴったりで、重力を感じさせないステップが2Fastのシャープでアーバンな魅力をより立体的に観せていてこれも生で観ることができて本当に良かった。そしてこのSuperMツアーの一番の功労者もなんといってもマーク。2Fastの準備のための尺を稼ぐMCに居るマーク。2Fastチーム準備できましたかね~って言いながら自分も2Fastに出るマーク。忙しすぎ。

他のMCでもだいたいずっと喋っていたり、一応影アナで韓英通訳さんがいらっしゃいましたが他メンバーが英語で話すお手伝いをマークがしていたりと物凄く頑張っていらっしゃいました。お疲れさまです。おかげで最初から最後までとても楽しいコンサートでした。

テンさんも英語話者ですが、英語話者だからといってあえてここでMCを頑張ったりしないところがとってもテンさんでしたね。でも最後ルーカスが中国語でコメントを言った時にテンさんがはいはーいって感じで中国語から英語にサッと訳してあげていたので凄いねぇよかったねぇになりました。

 


そしてラスト、Jopping

ここまでのソロやグループでのパフォーマンスで丁寧に提示されてきた「SuperMとは何なのか。何者なのか。」その最後にドカンと出される答えがTHIS IS SuperMたる「Jopping」であることの圧倒的な説得力。

パフォーマーだけではなくこのプロジェクトに関わる全てのスタッフの

「どや!!!!これがSuperMじゃい!!!!」

をバケツでぶっかけられる心地良さ。私はやはりこの「人間たちの創作のエネルギー」に殴られる瞬間がこの世で一番好きだ。

ここまでの流れが全てJoppingに帰結するこの公演の構成に思い至ることも現場で体感しないと絶対にわからないものだったし、この感覚を味わってほしいのでちょっと早くみんなに観てほしいし、私もまた絶対に観たいのでアジアツアーが決まることを祈ってます。

 


それにしても去年の半ばごろまではまさか半年後に推しを観に1人でアメリカまで行って帰ってきてるとは思いませんでした。私が好きなものはいつも私をどこか知らない場所へ連れていってくれる。「推しが居る」というのは決して当たり前のことじゃなくて、それだけの理由になってくれるものがあるというのは本当に幸せなことだと思います。

今年の遠征始めがこのLAだったので幸先良いですね。向こうでお世話になったみなさまも本当にありがとうございました!

 

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